2024年度、進むその先に ~昨年度を振り返り、新たな道へ~

取締役社長 森下 晃一 

■昨年度(2023年度38期)を振り返って

一昨年の2022年度は、印刷加工実験室プロジェクトの誕生の年でした。それに対して、2023年度は、印刷加工実験室の実質的な活動のスタートとなった1年だったと感じています。印刷加工実験室のブランドサイトの開設、オリジナル商品のSAWARIGAMIシリーズの新商品販売、新商品のお披露目として展示会へ出展、取扱店での店頭販売開始、また川口工場ではグリーンプリンティング認定取得などといったような活動面で動きのある1年でした。

昨年度の印象的な出来事

昨年度で印象に残っていることは、2月の東京インターナショナルギフトショーと7月の国際文具・紙製品展 夏(ISOT)の2つの展示会に出展したことです。実際に会場で多くの方々に私たちの製品を手に取って頂き、直接お話をすることができたことです。

展示会については、過去にも何度か出展をしたことはありましたが、振り返って考えてみると、その時々での弊社の得意な印刷を中心にコンセプトはあったが、ブランド戦略的なことはなかったような出展内容だったように思います。2つの展示会のようにしっかりと印刷加工実験室というブランドを作り、ブランド戦略からコンセプトまでがしっかりとした形での出展は、初めてだったかのように感じています。2つの展示会は、一過性の単発のイベントという考え方ではなく、印刷加工実験室というプロジェクトの一環として、のちに繋がる継続的な活動を進めることができ、今の弊社にとっては、大きな一歩だと考えています。これからもその歩みを止めることなく、進んでいきます。

■これからの新晃社が目指すもの

今年度も昨年と同様にお客様のニーズに沿ったビジネスで印刷を中心に円のように広げていきたいという考え方をふまえ、昨年度にやりきれなかったことを継続し、今年度はさらに一歩進めていこうと考えています。
今年度で目指すところでは、「印刷加工実験室」というブランドの中で印刷の可能性についていろいろ試して、世の中に出していくことをさらに加速させていきます。
また、新晃社を常に何かを世の中に生み出していくような会社にしていきたいとも考えています。「お客様のニーズに沿ったビジネスで印刷を中心に円のように広げていく活動」、「環境」の2つをテーマに掲げ、メンバー主導で何かを生み出す仕組みを作りたいと考えています。新晃社のメンバーの間で、いろいろな話が起こり、何かが生まれ、育てていく。そんな会社にしていけるようにみんなで努力してまいります。

※参考URL
印刷加工実験室:https://new-print-laboratory.com/

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