2025年11月13日、弊社の川口工場にて、お客様を招待して、第3回オープンファクトリーが開催されました。
　オープンファクトリーは印刷加工実験室の活動として、通常ではなかなか踏み入れることのできない印刷加工の現場を少しでも身近に感じてもらえるようにと過去に2回開催しており、今回が第3回の開催となりました。

　オープンファクトリーでは、工場内でポケットフォルダを題材に印刷工程から仕上げの加工までの工程を各工程のオペレーターが機械の仕組みから、実際の印刷物を用いて機械を動かして説明。ポケットフォルダが出来上がるまでの工程をご案内いたしました。各工程での内容については、各工程のオペレーターが考えております。今回は、工場で一部改装が行われている中で、展示スペースを縮小しての開催となりました。

　お客様をお迎えし、挨拶が終えると早速現場の案内へ。今回もお客様が興味津々に各担当の話しに耳を傾け、直接質問を投げかけるなどのやり取りも見られ、普段見ることのない実際の印刷機にのぞき込んだり、実際に動く機械を見て、感嘆の声が上がったりと貴重な体験に喜んでいる様子がうかがえました。説明するオペレーターたちもお客様に質問を受けると生き生きと説明している姿がとても印象的でした。

　場内を案内した後は、印刷加工加工実験室で現在行っている活動と印刷加工実験室で作成している印刷サンプル帳「特殊印刷加工図鑑」をお配りし、弊社で取り扱っている特殊印刷・特殊加工の説明しました。
【特殊印刷加工図鑑】は、現在No.01～07まで発行され、特殊印刷・加工の見本としてみて、触って確認できるものになっております。

その後は、先日グッドデザイン賞を受賞したSAWARIGAMIをはじめ、最近取り扱いが増えているアクリル製品のサンプル、いろいろな特殊加工が施されたの過去実績や印刷サンプルの展示を見ていただき、その場で個別に質問に応え、時間が許す限りお客様の質問にお答えしていました。過去実績の中には、特殊印刷・特殊加工を複数組み合わせたものもあり、その複雑な表現にお客様も興味津々に質問する姿も見られました。

ご来場いただきましたお客様には、特殊印刷加工図鑑の他にお土産として各工程を見ていただいたポケットフォルダの完成品、リングノート、SAWARIGAMIをお配りして、無時閉幕しました。

後日、お客様より温かい感想をいただきましたのご紹介させていただきます。

参加したお客様の感想

■感想①
昨日は貴重な機会を頂きありがとうございました。
今まで知らなかった印刷の裏側を知ることができ大変勉強になりました。現場の皆さんの熱意や技術・独自に磨き上げられた製造法、御社の雰囲気など様々な面から御社への信頼感が増しました！

現場の皆さんからの「面白い加工どんと来い！攻めて来てください！」といったお言葉からも頼もしさを感じましたし、「この加工どうやって頼めばいいの？」の疑問にもその場でお答え頂け、まさに求めていた場でした！

弊社から今後お願いしてみたい制作物のアイデアも、現場の実演や見本・ライブラリーの制作物から頂戴でき収穫の多い半日でした。

現場の皆さんのお顔が見えたことで、御社への親近感が増して「御社に頼み続けたい」という気持ちがより強くなりました。

※一部抜粋する形で掲載させていただいております。

■感想②
普段見ることのできない印刷の裏側を丁寧にご説明いただき、印刷物が完成するまでの技術と工夫の多さを実感しました。
機械だけでは生み出せない、職人の技があることがとても印象的です。
印刷の奥深さや面白さを改めて感じることができました。

■感想③
実際の現場を拝見し、品質管理へのこだわりや、技術者の皆さまの高い技術力を肌で感じることができ、とても勉強になりました。
各工程で実例を見せていただくたびに、「印刷でここまで表現が広がるのか」と驚かされ、ワクワクしながら拝見しておりました。
こうした知識がなければ、デザインの段階で想像することもできなかったと思います。
今回学ばせていただいたことは、今後の制作にも活かしていきたいと思います。

次回オープンファクトリーは、2026年5月の開催を予定しております。

オープンファクトリーの様子

■ブランド「印刷加工実験室」
「印刷加工実験室」とは、特殊印刷加工を得意とする株式会社新晃社が立ち上げた実験ブランドです。
https://new-print-laboratory.com/