【部門紹介】製本加工課 -Department interview-
今回の部門紹介は、新晃社の印刷物を完成させるうえで欠かせない製本加工課のご紹介をしたいと思います。
現場へ行き、インタビューしてきましたので、ぜひご覧ください。
Q. 現在の仕事内容、仕事の流れをお教えください。
製本加工課の仕事は、印刷課が印刷した印刷物「刷り本」と呼ばれるものをチラシ、冊子、ポケットファイルなどの製品にすることです。
仕事の流れとしては、製本加工課は段取りが大事なので前日夜もしくは、朝に段取りをメンバーと確認・共有し、各メンバーが作業伝票を確認して、必要な加工作業を始めます。製本加工作業は、主に断裁から加工が始まり、折り加工、中綴じ製本、アジロ製本等加工を加え、製品にします。そのほか、抜き加工、ポケットファイルのポケット貼り、孔開け加工、ミシン加工などの細かな加工作業も行っています。製品に仕上げた後は、数量を確認し、次工程の発送や内職を行っているPS課に引き継ぎます。
Q. 苦労した仕事、苦労する部分はありますか。
様々な状況で前工程が遅れてしまって、納期が迫った状態で作業することがあり、当初の段取りがくるってしまい、リプランを繰り返し調整することに苦労しています。
あとは個々の設備で癖があり、手順通り設定してもうまく決まらないかったり、汚れや傷がついてしまうことがあるので、設備ごとで工夫をして調整しています。
Q. やりがいを感じる部分はありますか。
現在、限られた人員で作業しなければいけないので、その中でどうやって各機械動かしていくかを考え、段取りをつけていかなければならい。その段取りがうまく決まって、その結果がうまいくとうれしく感じます。
過去には、海外の実習生もおり、人が充実していた時期は、社内で多くの案件をこなし、数字として結果が出たときはやりがいを感じたこともあった。また難しい加工にもチャレンジして、いろいろと考え工夫して、手間はかかることもあったが実際に完成したときもやりがいを感じることもあった。
Q. 普段、作業上で気を付けていることはありますか。
製本加工して、仕上がったものがそのままお客様のもとに届くものなので、製品にキズや汚れがないか見回りもしながら、確認しています。
また自部署の作業だけでなく、作業の中で、印刷におかしな部分があると気が付くこともあるので、気をつけています。
あとは数量に関して、作業者以外のチェック入れたり、ダブルチェックしてよりシビアに気をつけています。
Q. 今後チャレンジしたいことはありますか。
チャレンジといえないかもしれないが、今いるメンバーで運用する中でメンバーが複数の機械を扱えるように多能工ができる人材育成をしていきたいと考えています。
機械関しては決まったこと以外はできないものが多いが、その機械を別の視点で考え、本来の使い方とは違う使い方をすろことで効率が上がる可能性があるものもある。メンバーからそういった発想が出てくるようになるといいと思っています。
Q. 現在抱えている課題・直近で解決したい課題はありますか。
自分が持っている設備の知識を後輩に伝えていきたい。製本加工課には様々な機械があるので、知識を伝えることでメンバーの多能工化を図っていきたいと考えています。今、製本加工課では女性も活躍しており、メンバー間でフォローして作業することで無理のないようにして、効率よく作業ができるように多能工の環境も整えていきたい。